2007-10-31 [Wed]
A long time ago...
ばたばたばたばた。
「L!!エルーっ!!」
ワイミーズ・ハウスの廊下をけたたましく走る音が三人分。
「…どうしたんですか?メロ、マット、ニア。
そんなに慌てて」
猫背で細身の名探偵がのっそりと振り返る。
「ロジャーが今日Lの誕生日だって教えてくれたんだ!
でも、俺たち何にもプレゼント用意出来なくって…」
メロがおずおずと小さなチョコレートを差し出す。
彼の分のおやつだったのだろう。
「こんなのしかなくてごめんなさい…」
ニアは、アヒルの人形にリボンをかけて差し出した。
「これ、俺のいちばんのお気に入りなんだ。
Lに似合うかわかんないけど…」
マットは、いつもつけていたゴーグルを外して手渡した。
それぞれが、今考える限りの「とっておき」を。
Lは贈り物を受け取ると、少し照れくさそうに笑って三人の頭を撫ぜた。
「…ありがとうございます。とても嬉しいですよ。
でも、あなたたちが元気で成長していってくれるのが、一番のプレゼントですよ」
ひたむきに見上げるまなざし。
たくさんのものを見て、たくさんのことを知って、たくさんの経験をして、いつかあなたたちは私を越えていくでしょう。
「これからどんなに辛いことがあっても、生きることだけは諦めないで下さい。
この世界は理不尽なこと、矛盾したことに溢れています。
それでも、己の正義を信じて、懸命に生きていればきっと光は射します」
今日の私みたいに、生きててよかったなぁと思うことがありますよ、と悪戯っぽく笑った。
ここに来る子供たちは、様々な才能に秀でていても、必ずしも皆恵まれた環境にあったわけではない。
その才能ゆえに疎まれたり、妬まれたり、虐待に遭った跡がある子もいた。
反対に、過度の歪んだ愛情を受け、他者と関われない子も。
それでも、必死で生き続け、自分を目標として勉強に励んでいる。
「…いえ。あなたたちが、光そのものです」
呟いた声は、鐘の音がかき消していった。
「なーにー?L?」
「独り言ですよ。さ、今夜はハロウィンパーティーでしたね。
どんな仮装をするのか楽しみにしていますよ」
ひょいっとニアを抱き上げ、肩車をする。
そして「ぼくもぼくも」とまとわりつくメロとマットを連れ、パーティーの飾り付けに向かった。
Happy Halloween
and
Happy Birthday dear L !!
I love you so much xxxx
20071031
ばたばたばたばた。
「L!!エルーっ!!」
ワイミーズ・ハウスの廊下をけたたましく走る音が三人分。
「…どうしたんですか?メロ、マット、ニア。
そんなに慌てて」
猫背で細身の名探偵がのっそりと振り返る。
「ロジャーが今日Lの誕生日だって教えてくれたんだ!
でも、俺たち何にもプレゼント用意出来なくって…」
メロがおずおずと小さなチョコレートを差し出す。
彼の分のおやつだったのだろう。
「こんなのしかなくてごめんなさい…」
ニアは、アヒルの人形にリボンをかけて差し出した。
「これ、俺のいちばんのお気に入りなんだ。
Lに似合うかわかんないけど…」
マットは、いつもつけていたゴーグルを外して手渡した。
それぞれが、今考える限りの「とっておき」を。
Lは贈り物を受け取ると、少し照れくさそうに笑って三人の頭を撫ぜた。
「…ありがとうございます。とても嬉しいですよ。
でも、あなたたちが元気で成長していってくれるのが、一番のプレゼントですよ」
ひたむきに見上げるまなざし。
たくさんのものを見て、たくさんのことを知って、たくさんの経験をして、いつかあなたたちは私を越えていくでしょう。
「これからどんなに辛いことがあっても、生きることだけは諦めないで下さい。
この世界は理不尽なこと、矛盾したことに溢れています。
それでも、己の正義を信じて、懸命に生きていればきっと光は射します」
今日の私みたいに、生きててよかったなぁと思うことがありますよ、と悪戯っぽく笑った。
ここに来る子供たちは、様々な才能に秀でていても、必ずしも皆恵まれた環境にあったわけではない。
その才能ゆえに疎まれたり、妬まれたり、虐待に遭った跡がある子もいた。
反対に、過度の歪んだ愛情を受け、他者と関われない子も。
それでも、必死で生き続け、自分を目標として勉強に励んでいる。
「…いえ。あなたたちが、光そのものです」
呟いた声は、鐘の音がかき消していった。
「なーにー?L?」
「独り言ですよ。さ、今夜はハロウィンパーティーでしたね。
どんな仮装をするのか楽しみにしていますよ」
ひょいっとニアを抱き上げ、肩車をする。
そして「ぼくもぼくも」とまとわりつくメロとマットを連れ、パーティーの飾り付けに向かった。
Happy Halloween
and
Happy Birthday dear L !!
I love you so much xxxx
20071031
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2007-10-31 [Wed]
2007-02-12 [Mon]
2007-01-05 [Fri]
2回目の感想を書くに当たって、最初に書いた感想も某ブログから引っ張ってきた(笑)。
今日は昼前に通院している病院へ行き、そのまま映画館の方へ向かいました。
まだちょっと時間があったので、軽く食事したり本屋寄ったり。
BOOKOFFにて小栗旬くんが載ってた雑誌と、デスノ特集してた日経エンタテイメント!のバックナンバーを発見。買い(笑)。
そしていよいよ映画館へ。
そこで残念なお知らせが。
デスノートの上映は1/12までらしいですよ(´・ω・`)しょぼーん
しかも明日以降はまた上映時間が遅くなる模様。
ギリギリで間に合ってよかった。
やっぱりあのオープニングはかっこいいですね。
レッチリの「ダニー・カリフォルニア」がばっちりハマってる。
でも、これで最後なのかなと思うと、始まったばかりで切なくなったり。
ここ数日は松山ケンイチ萌えだったので、改めて松ケンLを見るとまた新鮮だったり。
しかしホンマによう食ってたなぁお菓子…あれで松ケンは甘いもの苦手だっていうんだから…。
実は身体が固くてL座りも難しかったって言ってたよね。
その辺に彼のプロ根性を見たわ。
でもやっぱ模木さんのお供え食うのやめようよ、える!(笑)
あ、あの、水あめ食ってたとこで何だか色々モソってしまったのは私だけですか?(爆)
月がノートの所有権放棄して、月とミサの監禁を解いた後、拗ねてお菓子をぼりぼり食べてるLが可愛い…vv
もちろん角砂糖(マシュマロという話も?)でハムになってるのもやっぱり可愛い…vv
そして今回何だか気に入ったというか萌えたというか、月のひとこと。
「僕が必要だろう、竜崎」…(苦笑)
今回は前回以上に泣くかな〜と思ったけど、そうでもなかったです。
さすがに最後のLのシーンは泣きましたけど。
あの哀しいまでに美しい最後の微笑みには。
映画館出てからの方がじわじわと来たかな。
小さな子供ふたりを連れてきてたお母さんが泣いてたな。
あのお母さんは子供にどんな話をするんだろうな。
正直、鑑賞2回目はやるせなさとやりきれなさが残った感じでした。
1回目は、原作に比べればまだ救いのあるラストかなとは思ったんだけど。
それでも、どうなのかなって。
因果応報になってしまった月と、ああいう方法(一応伏せとく)でしかキラを捕まえられなかったL。
何かどっちも切なくって。
あの終わりに文句はないし、評価は変わらないけど、何とも重いものが残るなぁと。
そして相変わらずスピンオフ情報は見られませんでしたよ…orz
あ!でも最後の改札の松ケンは発見しましたよ!
おま、生きてたんかよ!みたいな(笑)。
…本当に生きててくれたらよかったのになぁ(号泣)。
そしたらさ、スピンオフ映画もデスノ前の話じゃなくて後日談だったりさ(無理)。
また痛い話になるんだけど。
松ケンがようやく人間らしさを与えてくれたLに。
もっともっと沢山のことを教えてあげたかったわけさ。
それを考えるともう涙腺破壊なわけですわ。
あの約20日間の間、彼は何を思っていたのだろうとか。
事後処理でそんな暇なかったかもしれないけどさ。
…繰り返し繰り返し思う。
しあわせでしたか、と。
今日は昼前に通院している病院へ行き、そのまま映画館の方へ向かいました。
まだちょっと時間があったので、軽く食事したり本屋寄ったり。
BOOKOFFにて小栗旬くんが載ってた雑誌と、デスノ特集してた日経エンタテイメント!のバックナンバーを発見。買い(笑)。
そしていよいよ映画館へ。
そこで残念なお知らせが。
デスノートの上映は1/12までらしいですよ(´・ω・`)しょぼーん
しかも明日以降はまた上映時間が遅くなる模様。
ギリギリで間に合ってよかった。
やっぱりあのオープニングはかっこいいですね。
レッチリの「ダニー・カリフォルニア」がばっちりハマってる。
でも、これで最後なのかなと思うと、始まったばかりで切なくなったり。
ここ数日は松山ケンイチ萌えだったので、改めて松ケンLを見るとまた新鮮だったり。
しかしホンマによう食ってたなぁお菓子…あれで松ケンは甘いもの苦手だっていうんだから…。
実は身体が固くてL座りも難しかったって言ってたよね。
その辺に彼のプロ根性を見たわ。
でもやっぱ模木さんのお供え食うのやめようよ、える!(笑)
あ、あの、水あめ食ってたとこで何だか色々モソってしまったのは私だけですか?(爆)
月がノートの所有権放棄して、月とミサの監禁を解いた後、拗ねてお菓子をぼりぼり食べてるLが可愛い…vv
もちろん角砂糖(マシュマロという話も?)でハムになってるのもやっぱり可愛い…vv
そして今回何だか気に入ったというか萌えたというか、月のひとこと。
「僕が必要だろう、竜崎」…(苦笑)
今回は前回以上に泣くかな〜と思ったけど、そうでもなかったです。
さすがに最後のLのシーンは泣きましたけど。
あの哀しいまでに美しい最後の微笑みには。
映画館出てからの方がじわじわと来たかな。
小さな子供ふたりを連れてきてたお母さんが泣いてたな。
あのお母さんは子供にどんな話をするんだろうな。
正直、鑑賞2回目はやるせなさとやりきれなさが残った感じでした。
1回目は、原作に比べればまだ救いのあるラストかなとは思ったんだけど。
それでも、どうなのかなって。
因果応報になってしまった月と、ああいう方法(一応伏せとく)でしかキラを捕まえられなかったL。
何かどっちも切なくって。
あの終わりに文句はないし、評価は変わらないけど、何とも重いものが残るなぁと。
そして相変わらずスピンオフ情報は見られませんでしたよ…orz
あ!でも最後の改札の松ケンは発見しましたよ!
おま、生きてたんかよ!みたいな(笑)。
…本当に生きててくれたらよかったのになぁ(号泣)。
そしたらさ、スピンオフ映画もデスノ前の話じゃなくて後日談だったりさ(無理)。
また痛い話になるんだけど。
松ケンがようやく人間らしさを与えてくれたLに。
もっともっと沢山のことを教えてあげたかったわけさ。
それを考えるともう涙腺破壊なわけですわ。
あの約20日間の間、彼は何を思っていたのだろうとか。
事後処理でそんな暇なかったかもしれないけどさ。
…繰り返し繰り返し思う。
しあわせでしたか、と。